20110929



ある会社の本部へミーティング。女性の憧れの会社。
しっかり化粧をして、いい服を着て向かった。
働く女性は美しい。コレクションシーズンだからか、社員も少なく、バタバタした様子。鳴り響くハイヒールの音達。




いつもミーティングしてくださる50代前半の軽く日焼けして引き締まった体の青山さん。


「GUCCIのGUILTYつけてるのね、香水。私も買ったけどまだ使ってないわ。なぜそれなの?」


「名前がいいじゃないですか。煙草の匂いにも、珈琲の香りにも合うんです。」


「なるほどね〜。なんで今日口紅していないの?」


「忘れてしまいました。」


「貴女はCHANELの71番が似合うから、秋色だし、買って帰りなさい。」




CHANELの口紅は一つしか持ってなかった。真っ赤な色。気分のいい日だけ、塗る。
言われたとおり、帰りに71番の口紅を買って帰った。もう生産されていないお色みたい。
表参道のCHANELはこれで最後のひとつだった。
深い赤の中に紫や茶の色味を感じる、少し大人な色。


シャネル ルージュ アリュール #71 『ファタル』 






“ファム・ファタル”  運命の女