20120210


あふれる日常の中で、小さなチリとかカケラとかに気を使ってよく目を通すようにしてから、なんだか、感覚が自分の脳みそに近くなってきた。

もう少しで、春だね~。
春になることが楽しみでもあるし、不安でもあったりで。変わりゆく環境、変わらない自分の心、歩き続ける人々、出会いと別れ。相変わらず、己の欲の場所は分からず。
環境を変えるにしても、うまく調節しすぎて、なんだか物思いにふける暇もなく。スッと。頭の中はuntil the end.


珍しく今日は平日に休日がきたから、昼間まで寝て、気の使わない友達と勢いでくだらないコメディ映画観に行ったりした。
東京ってたくさん映画館あるんだね。
小さな古い映画館で、仕事帰りの人たちが何かを求めてふらっと集まってきたような小さなシアター。
帰りに飲んだコーヒーは余計眠くさせるような感覚を与えて、新宿駅で電車を降りて、すれ違うご機嫌なサラリーマンたちを横目に、背の高いビルディングを突っ切って帰った。


あれはちょうど、二月。何年か前。
こことは違って、毎日が白い森で、寒い北の国。
それは突然、消えてった。どうしよもなくて、帰ってきた。悲しみは、案外はやく私の中から消えてった。思い出は磨かれどんどん透明になっていくもんだから、手が届かないように、うんと高いところに置いといた。



生きているなぁと、感じさせるのは
過ぎ去った事実と、存在。
私はいま、ここにいる。憧れていた環境にいて、雑多な街に身を置いて、たくさんの人と話して、毎日食事をつくって、なにかをぼんやり待ってたり、働いて、夢をみたりして、自分を奮い立たせて、刺激を求めたり。

何かに、ものぐさに価値を与えて、わざと鈍くさせといた感情を動かされて、苦くて甘い、今。
楽しさとか幸福とか喜びの反対、というかすぐ側にある、そういう、少しへっこんだ感情を種にして、何かに期待して、ぼんやり動いてみたり。
環境も人も、ど真ん中にいると、気づけない。大抵は、離れないと。でも、その距離が憎かったり。それは誰しもが抱くジレンマだね。人間の脳みそは進化しすぎだよ、繊細すぎて、自分でもコントロールがつかない。やれやれ。